外壁タイル工事(S・MC工法)

今回は神奈川県海老名市、周辺の駐車場でタイルの打診調査を行い、タイルの浮きがあったところを タイル固定工法(Ｓ・ＭＣ工法)を用いて

補修させていただきました。

Ｓ・ＭＣ工法とはタイルの浮き部に対して剥落・落下防止を目的とした補修工法となります。

まずは打診棒を使いタイルの浮き部を打診調査し、マーキングをしていきます。

マーキングしたタイルにスーパードリル（無振動ドリル）という専用のドリルを使用し、タイルの中央部に穴を開けていきます。

従来のハンマードリルではタイルに穴を開けるとタイルが割れてしまい施工できませんでしたが、このスーパードリルは低振動の為

タイルを割ることなく穴を開けていくことが可能となっています。

穴を開け終わったら、そこに専用の注入ノズル(パーフェクトノズル)でエポキシ樹脂を注入します。

パーフェクトノズルは穿孔部の奥から注入する為のノズルでコンクリート面とタイル面にしっかりとエポキシ樹脂を着けることができます。

注入後はタイルの色に調色された特注のステンレスピン差し込んでいきます。

差し込む際に、注入したエポキシ樹脂と絡み合うよう回しながら差し込んでいきます。

ステンレスピンの端部は穴を塞ぐ為の留め具になっていて穴の大きさに合わせてありここがタイルの色に調色されています。

この部分はハンマーを使い差し込んでいきます。従来のハンマーですとタイルを割ってしまったり調色されたピンの塗装が剥げてしまったりするので

プラスチック製の無振動ハンマーを使用して優しく叩き込んでいきます。

叩き込むと中からエポキシ樹脂が溢れ出てくる場合があるのですぐにふき取りを行います。

ピンが調色されている為施工後の仕上がりはほんとんどわからなくなります。

triple-yでは足場を使わない無足場工法(ロープアクセス)を活用し、足場材が立てられないような狭い現場や足場を立てるのが大変な高所での施工も可能です。