タイル注入工事

今回は西東京の現場でタイルの注入工事を行いました。

建物外壁部分のタイルは　躯体(コンクリート)　下地材(タイル貼り付けモルタル)　タイル　と３層になっており、エポキシ注入の工法を取り入れるのは躯体と下地モルタルが空洞ができてしまっている部分に充填していきます。

簡単に工程をご説明したいと思います。

まず打診棒を用いて、タイルの浮きを調べていきます。

タイルの浮きには下地浮きと等辺浮きがあり音で判別することができ、浮きの種類によって対処する工法も変わってきます。

下地浮きの部分をマスキングテープ等を使用してマーキングしておきます、マーキング箇所にドリルを使用し穿孔していきます。

穿孔後は中にコンクリートのカスが残っていて注入材(エポキシ樹脂)がうまく注入されていかないので、エアダスター等を使用しカスを除去します。

注入器を用いて穿孔部に注入していきます。下地が浮いているところまでしっかり充填していくのでこの工程はかなり力が必要になってきます。

注入材はエポキシ樹脂を使用いたしました。

注入後にステンレス製のピンをエポキシ樹脂としっかり絡ませて挿入します。

穿孔した穴は目地モルタルを使用し塞ぎます。

以上で完了となります。

ｔｒｉｐｌｅ－ｙでは足場を使わない無足場工法（ロープアクセス）を採用しています。
足場を設置できないような狭い箇所や高所などの施工も可能です。