東京都　世田谷区付近で外壁の緊急対応工事を行いました

先日あった地震の影響により外壁のタイルが割れて落ちそうになっているとお客様からご相談がありました。

 

建物は８階建て、RC造で2階と３階のつなぎ目付近で

タイルが割れていて落ちそうな状態となっており補修を行う事となりました。

 

足場不要の無足場工法（ロープアクセス）での工事を行いました。

 

タイルの構造

タイルの構造は、基本的には躯体コンクリート　→　左官モルタル　→　貼り付けモルタル　→　タイルの積層構成となっています。
古い建物などは、躯体コンクリートの精度があまり良くないものが多くて

それを補修するために上から左官モルタルを塗って平面のタイル下地を作っておりました。

近年の建物に使われる躯体コンクリートは技術と性能の進歩により、左官モルタルによる補修が少なくなってきました。

 

タイルが剥落してしまう主な原因として考えられている事
タイルやタイル下地は、湿度や温度の変化、天候によって膨張・収縮を行います。

タイルと下地はその度合いが異なるため、相対ひずみが発生し、環境変化に伴い素材が劣化していくことで

タイルの浮きや剥落の危険性が高くなると考えられております。
中性化することによって起こる
酸性雨や紫外線などが外壁に侵入してしまうと、化学反応が起こり中性化が始まる場合があります。
中性化してしまうと、タイルの強度が著しく下がってしまうので、タイルの浮き、剥落の原因となってしまいます。

 

上記原因と地震による振動でタイルが割れてしまったと考えられます。

 

 

 

タイルにヒビが入りシーリングだけで壁についている状態になっておりました。

 

シーリングをカッターで除去したら一緒にタイルも取れてしまいました。

 

新しいタイルの在庫がない状態でしたので剥がれてしまったタイルをもう一度使用することになりました。

貼り付けるに下地処理を行います。

 

緊急で対応の為、モルタル接着ではなく今回はシーリング材でタイルを貼り付けします。

 

タイルを貼り付けしたら新しくシーリングの打ち込みを行います。

 

綺麗に戻す事ができました。

 

最後にヒビから雨水の侵入を防ぐ為に透明なシーリングでヒビを埋めて完了となります。

 

たとえ天災により落ちてしまったタイルが通行人や車両に落ちてしまったら建物の所有者様の

責任となってしまう恐れがあります。

 

日々の点検も怠らず実施するようにお願い致します。

 

弊社では定期的な外壁の点検、打診調査も行っております。

もし打診調査ですぐにでも工事が必要な箇所があってもその場で緊急的な補修することが可能です。

 

お困りの事、ご相談はいつでも承っておりますのでお気軽にご連絡ください。